タオイズムを実践し、心の悩みを解消する「洗心術」
「洗心術」とは、心を洗うことです。
洗心術とは、心を洗うことです。 修行を重ねた道士(早島妙聴副学長)との対話を通して、 ものの考え方のこだわりを放かし、ありのままの自然な自分を取り戻すことなのです。
自然な心とは、こだわりのない素直な心です。 日常におこるいろいろな出来事にとらわれたり、イライラすることなく、明るく楽しく素直に生きてゆくために、心を洗うのです。
心を洗い、滞りやツカエをとることで、水が高いところから低いところにサラサラと流れるように、よどみのない心、自由な心になり、本来の自分の心に戻る事ができるのです。
そして心を洗う事により、天地自然の豊かな恵みを、ありのまま素直に受け止められるようになるのです。
心の悩みがおこる理由
心の悩みはどうしておこるのでしょうか。
道家道学院では心の悩みについて 体が自然な状態にあれば、体の健康が保てるように、心が自然な状態にあれば、心の悩みもなくなると考えています。
そして、なぜその悩みが出てくるかと言えば、自分自身に原因があると考えます。 つまり、その人の心にできたこだわり(我執)があるためで、このこだわりが悩みや病気を生じさせ、自然に楽しく生きてゆくことを妨げているともいえるのです。
我執とはなにか
たとえば欲です。道家では欲は悪いとはいいません。 欲があるからこそ、満たされた喜びもあるのです。ですが、その欲に振り回されるようになってしまったとしたら、それは我執といえるでしょう。 我執が生じると、本来満足できるはずの欲にも満足できなくなり、不満はつのるばかりとなります。
洗心術で、赤ん坊のように無為自然に、人間は、本来陽性の生き物なのです。
その証拠に、赤ん坊を見ていると、ちょっと鼻をさわられたり、頬をなでられたりすると、にこにこ笑って嬉しそうに反応しますね。お腹がすけば大声で泣いて知らせ、お乳を飲んで満足すると、すやすやと眠ってしまう。何のくったくも無いのです。
そして、この赤ん坊のような屈託の無い状態が、本来の最も自然な人間の姿だと考えるのです。