道家道学院で気を磨き、被害に合わない
危機を乗りきるための五ヵ条
タオイストの、危機を乗りきるための五ヵ条をお伝えしましょう。 これは早島妙聴・日本道観副道長にまとめてもらったものです。
1.生きぬく力
これは気のパワーです。どんなことがあっても、気のある人は生きぬくことができます。
2.心と体が健康
心と体が健康だったら、耐久力があり、また自然治癒力、そして適応能力があるので、環境の変化に直面しても、力強く生きぬいてゆけます。
3.気の作用で人間は生かされている
気を感じて、即座に避難したり、また気づかないうちに天の導きで安全なところにいる、それが気の作用であり、生きているのでなく生かされているということ です。 そして、その気のセンサーをより強く磨くことができ、気のパワーがアップされるのが、気のトレーニングであり、気の修行です。
4.排泄力を高めて有害物質から身を守る
有害な放射性物質が体内に蓄積されると報道されていますが、それらの物質にしても、お小水、便、汗などで外に排泄されるものがたくさんあるはずです。 そうした排泄力を高めれば、仮に他の人と同じだけ放射線を浴びても、その影響を最小限に食い止めることもできるはずです。排泄力を高めましょう。 その排泄力も 気のトレーニングでアップできます。私たちはそれ以外にも、遺伝子操作された食品や、保存料など、たくさん体には採り入れたくないものを食べて、毎日を過 ごしているのです。 すべてのものをできうるかぎり排泄し、そしてあまり過敏にならずに、心と体の気のパワーをアップさせることです。
5.いざというときの、落ち着いた判断と勇気
私たち人間は、本来生きているのでなく、生かされているのです。今こそ、このことを知るときです。そして東日本大震災で被災された地域の方々も、 皆さん命 はご無事で、また今も不自由な生活のなかにあって、力強く生きぬいておられます。これこそが日ごろの修行の賜物なのです。 人生というのは、明日何が起きる かわからないものです。しかし、そのときどきの状況を受け入れて、より柔軟に、より安全に、より楽しく生きぬくことのできる力、これこそが気のパワーなのです。 心と体を磨き、元気になることのできる道、それがタオです。タオによって、私たちは危険を避けたり、被害を最小のものにすることができるのです。
震災の被害にあった道家道学院受講生の声
全員無事でした。
仙台 加藤晴海(かとうはるみ)
地震のとき、買い物に出かけていました。
大急ぎでもどり、会社の人たち、両親と車で高台に逃げました。
家は津波にあいましたが、二階は助かりました。
あと 10分遅かったら、渋滞で車が津波にあって、助かりませんでした。
今でも、そのことを思うと、ドキドキします。生かされていることを、毎日ありがたく思います。
会社の家族も、乗組員の家族も、津波で家を流されても、みな無事でした。
ほんとうに、周囲で知っているかぎり、全員無事でした。
命のあることに感謝
仙台 水間良幹(みずまりようかん)
大地震のときはちょうど仙台にいました。
比較的新しいビルの中にいたため、難を逃れることができました。
実は当日は、津波の被害が大きかった東松島市の作業場にいるはずでした。
作業環境が整っていないため、仙台で研修を受けることが急に決まったのです。
本来なら津波の被害を受けて、どうなっていたかわかりません。
同僚の人はいまだに安否確認がとれていないとのことです。それを聞いてゾッとし、足がすくみました。
命のあることに感謝します。大先生、ご先祖様、ありがとうございます。
なぜ命が助かったのか、今、考えています。
今までの生き方に悔いはなかったのか、ほんとうに毎日楽しく修行していたか、反省しています。
厳しい現実の日々が続きますが、いっしょに乗り越えていきましょう。
稽古でお会いできるのを楽しみにしています。
あの日仕事だったらと思うと、ゾッとします。
仙台 桑山友里安(くわやまゆりあ)
最近は、仕事で毎日三陸方面へ車で走っており、前日の三月十日も宮古市の手前、山田町に入っております。
地震当日は、たまたま息子の卒業式で仕事を休み、 偶然親子いっしょにいたうえ、地下鉄工事の現場主任である主人が、 運よく地上の事務所にいたことで、再会はスムーズでした。
あの日仕事だったらと思うと、 ゾッとします。天が強く修行を続けなさいと言っているような気がします。
はぁ~、腹ペコです。これで食べ過ぎることはありませんね(笑)。
ガソリン不足のおかげで、緊急車両が走りやすいですよ。
うちは食糧も微々たるものですが、ありますし、近所の人たちと助けあい、情報交換しながらやっておりますので、ご安心ください。
長引くことは承知の上。東北はしんしんと、そして粛々ともう復興をはじめています。
東北人らしいですよね。先生からのメール、嬉しく思いました。感謝いたします。
私と家族と家は津波もこず、全部無事でした。
仙台 引地悠妃(ひきちゆうひ)
私の家は、宮城県多賀城(たがじよう)市で、仙台から は、電車で一五分くらいの場所です。
私と家族と家は、国道四五号線の道路一本隔てていて、津波もこず、全部無事でした。
まさに奇跡です。ただ電車の線路も 駅も流されて、今も仙台駅にも出られない状態です。
ガソリンがなくて、外出は徒歩、または自転車です。今は、電気がくるようになりましたが、 水はあと二週間かかるので、給水車にきていただいています。
洗濯や風呂はあと二週間後ですが、生きているだけましです。
また毎日寒いのですが、暖(だん)がとれて、 布団(ふとん)に寝られるので、なんとか生活できるようになりました。
今まで引きこもりだった子どもや、うつ病だといっていた大人も、水や食べ物を求めて外に出ています。
全国のみなさんが、震災の状況を知って痛みを共有していただき、いやな思いをさせて申しわけないと思いますが、 いろんな形で支 援していただいているので、うれしい限りです。ありがとうございます!
支援物資優先が続いているので、個人的な郵便や宅急便が届きにくい状況です。
食べ物も日用品も大丈夫ですので、まずは安心してください。
導引術、動功術をふだんからしていたので、命が助かったのだと思います。
被災しても導引術は続けていました。今までの道家の教えが、今、実践できています。
やはり助かっても、健康でないと生き延びることができるかどうか、と思いました。
大先生に守っていただいていたと思います。妙瑞先生、妙聴先生からも支えていただき、 全国のみなさんが応援していただいたので、ここまでこられたと思います。
今回の被災の規模がなみなみではないので、復旧作業が継続していますが、 東北のみんなで希望をもってがんばりますので、引き続きご支援よろしくお願い します。
津波地域の親戚も被害なし
仙台 瀬戸皐月(せとさつき)
大地震が発生したとき、私は自分の部屋にいました。
地震!?と思った瞬間、別の部屋の娘の机の下へ。
揺れは大きく長く続き、机の下で「玄々老子(げんげんろうし)」の言葉を何度も唱えました。
揺れがおさまり、自分の部屋へもどると、テレビやオーディオ、本が散乱していて、その上には電球のかさも……。
あのまま部屋にいたら、怪我をしていたに違いありません。
天來大先生に守っていただけた! そう思った瞬間でした。
その後も、不思議なことばかり。
私の家は、最後まで水が出て、二~三日分の水を確保できました。
最初に水が復旧したのも我が家です。
両隣のお家は、水道管破裂、ガス漏れ、地割れ、住宅が斜めになったり、 地盤沈下をしたり……と、なにかしら大きく壊れているのに、我が家はなんともありません。
また、海岸沿いの津波地域に七軒もの親戚がありましたが、誰一人として命を失っていません。
ほんとうに、天來大先生に守っていただき、そして、生かされていることを実感し、感謝しています。
震災で実感したのが、今までの修行がほんとうに生かされているということです。
水や食料品を求める列に並ぶと、ご指導を思い出し、お天気の話をし、たくさんの情報をいただきました。
水を汲みにおいで、と見ず知らずの方に声をかけていただいたこともあります。
ガスが復旧していないので、卓上コンロ(ガスボンベ)が貴重です。
頭を柔軟にして、いかに短い時間でおいしく料理をするかを考えます。
風邪(かぜ)を引くこともなく、元気に過ごしています。
今、東北では、「生かされた命」という気持ちの方がたくさんいらっしゃいます。
そして、全国のみなさま、海外のみなさまの応援にほんとうに感謝しています。
全国のみなさまにお目にかかれる日を楽しみに、修行を続けてまいります。
S・Hさん(30代女性・岩沼市)
夫の転勤に伴い、春から大連へ行く予定でしたが、中々準備がはかどらず、「本当に春に出発できるのだろうか?」と思っていたところ、 今回の震災があり、断水や停電の時に家族を手伝うことができました。
女性だけの家族だったので人手が足りなかったらきっと、母も姉もまいっていたと思います。
本震の日は、家族揃って偶然、家に居ました。
姉も休みで、その日出勤していたら姉の机に向かって色んな物が倒れてきたので、きっと死んでいただろうと言われてたそうです。
家族三人けがもなく無事で、本当に有難く思います。
これからも克服しなければいけない事は沢山ありますが、先生からの御指導の通り、あきらめないで陽気に、全てを一旦受け入れて頑張っていきたいと思います。
H・Kさん(60代女性・塩釜市)
本震のとき買い物に出ていた私は、すぐに走って自宅へ戻りました。
家族は私が帰宅したらすぐに非難できるように車で待機していましたが、すでに道路は渋滞していました。
このままでは間に合わない!と、進行方向を変え、なんとか津波から逃げ切ることができました。
ふと、気の感じたままに行動できて本当に良かった!これも、日頃からの気のトレーニングのおかげです。
家も津波の被害を受け住む事ができませんが、道家道学院で教えていただいたことをひとつひとつ実践して乗り越えて参ります。
S・Sさん(40代女性・仙台市)
地震の時は、家族は、学校・職場とばらばらでしたが、全員無事に再会することができました。
水や食糧品、ガソリン等の列に並びましたが、体調も良く、あまり辛いと思うことなく乗り切ることができました。
3日目、目に”ものもらい”ができましたが、目の導引術をしたらすぐに良くなりました。
子供も、早島妙聴道家道学院道長からアドバイスを頂き元気に過ごしています。
信じられないような震災ですが、気のトレーニングで元気に過ごすことができています。
Y・Kさん(30代女性・仙台市)
大震災の前日まで、仕事で三陸へ通っておりました。
大震災当日は、たまたまのお休みで仙台におりました。
あの日、仕事だったら・・と思うとぞっとします。
震災後は、近所の人達と助けあい、情報交換をしながら過ごしました。
また、たまたま行ったコンビニが開いていたりしてそんなに並ぶこともなく食料が手に入りとても運がよかったと思います。
気のトレーニングでますます運気を磨き、大震災を乗り越えたいと思います。
A・Sさん(30代女性・仙台市)
地震の時は、仙台市内の職場におりました。
上司から机の下にもぐるように言われた次の瞬間、今まで体験したことのない揺れがあり、このままビルごと崩れてしまうのかなと思ったほどでした。
5日ほど避難所でお世話になりましたが、周囲の方にも恵まれ体調を崩すことなく元気に過ごすことができました。
これも気のトレーニングでコミュニケーションのとり方を教えていただいたおかげです。
まだまだ大変な方もいらっしゃいます。気のトレーニングで自分を磨き頑張ります。
R・Mさん(50代男性・利府町)
大地震の時は、仙台市内にいました。
本来なら、津波の被害を受けた事務所で仕事をしているはずでしたが、突然、研修を受けることになったからです。
4時間歩いて帰宅しましたが、気のトレーニングで磨いていたおかげで怪我もなく帰宅することができました。
命のあることに感謝し、自分が元気に過ごすことで、もっと苦労している方の力になりたいと思います。
おすすめ書籍
タオで生きぬく

著者 :早島妙瑞 / 定価 :1,890円 [税込,予定]
発行 :学研パブリッシング